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そやねん 京都、行きましてん。 ~ 貴船神社 1 ~

せっかくだから、“乙女心” で参りましょう!! ♡

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いつの世も、ホレたハレたは人生の最大テーマですよね!?
恋愛成就の神社は全国に数あれど、中でもとくに名高いのが、こちらの 『貴船神社』 。
全国に約450あるといわれる貴船神社の総本社でありますが、 “貴船神社にお参りすれば必ず恋がかなう!!” と女性たちの間でうわさされ、最近は 『恋愛のパワースポット』 として人気を集めているそうです。
鴨川の水源である貴船川沿いにあり、京都市内の喧噪を抜けてひっそりとした山奥に建つ古社の姿は、一度足を踏み入れると、「ああ、なんかあるかも・・・!?」 と暗示をかけられてしまうような幻想的な佇まいであります。





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そもそも貴船神社が恋愛成就の社として有名になったのは、平安時代の女流歌人 『和泉式部』 が、心変わりした夫の愛を取り戻すために祈願に訪れ、その想いを和歌にしたためたことがはじまりであるそうな。
それには、こんなお話が・・・、


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ある時、和泉式部は、夫である藤原保昌の自分に対する気持ちが冷めてしまったことに悩んでいました。
思い悩んだ式部は、貴船神社へ百夜お参りし、夫の気持ちが取り戻せるよう祈願します。
ある夜、和泉式部は貴船の御手洗川(みたらしがわ)で飛ぶ蛍を見て、 歌を一首詠みました。

「 もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂かとぞ見る 」
愛しい夫が他の女性に心を奪われ、あれこれと悩んで貴船神社に詣でたところ、貴船川一面に蛍が乱舞している。その儚く点滅する光を眺めていると、まるで自分の魂が抜け出ていって、この身は今にも死にそうな気がするのです。

和泉式部は、自分から遊離した魂が光を発し空中に浮いているように思えたのです。
なんでも魂が遊離すると、思う相手にとりつくことができるといい、しばらくすると、なんと社殿の中から返歌を詠む声が聞こえてきました。

「 奥山に たぎりて落つる 滝つ瀬の 魂ちるばかり ものな思ひそ 」
しぶきを上げて飛び散る奥山の滝の水玉のように、魂が抜け出て飛び散り消えていくほど そんなに深く思い悩んだりなさるなよ。

その後、和泉式部の願いは叶えられ、無事に夫の心を取り戻すことができたそうな・・・。

この話は、 『後拾遺和歌集』 『沙石集』 『扶桑記』 などに伝えられ、この歌は和泉式部の作品の中でも傑作中の傑作と評されています。


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貴船神社の社殿は、本宮 ・ 結社(中宮) ・ 奥宮 の3箇所に分かれて建っているのが特徴。
そのすべてがこの神社の境内になりますが、貴船川沿いにあるために非常に縦に長くなっています。
本宮から奥宮までつづく参道は、「恋の道」 とも呼ばれています。

また、これらの三社をお参りするには正しい順番があり、それは 「本宮」 → 「奥院」 → 「結社」 の順。
これは、「三社詣 (さんしゃまいり)」 といわれる参拝方法で、古くからの習わしとされています。
最後にお参りする 「結社 (ゆいのやしろ)」 が、貴船神社での縁結びのパワースポット。
縁結びの神さまで知られる 『磐長姫命 (いわながひめのみこと)』 が祀られています。
本宮と奥宮の中間にあるため、 「中宮 (なかみや)」 とも呼ばれています。

磐長姫命とは、大山祇神 (おおやまつみ) の娘で、木花開耶姫 (このはなさくやひめ) の姉であり、姉妹は揃って 天孫瓊瓊杵尊 (ににぎのみこと) の元に嫁ぎますが、天孫は、容姿が醜かった磐長姫だけを父の元へと送り返してしまいます。
磐長姫はひどく己を恥じ、「我長くここにありて 縁結びの神として 世のため人のために良縁を得させん」 といわれて、この地(貴船)にお鎮まりになったそうな。


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こんな景色が見られるのも、磐長姫のおかげですかね!?
いいですね~ (^^)
参道にそそぐ新緑のシャワーが二人を祝福しているよう・・・。


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とかく恋愛成就ばかりが注目される貴船神社ですが、実は男女間の縁だけでなく、人と人、子授けなど、あらゆる縁結びにあらたかだと伝えられており、就職、入学、企業間のえんむすびなどにもご功徳があります。

ちなみに、「結社」 だけ参拝するのはNGだそう。
単体で参っても、効き目はないようです。 当たり前ですね (^^;)
ご功徳をGETするには、「三社詣」 の順番をしっかりと守り、心を込めてお参りしましょうね!!



さて、貴船神社の名物となるのが、この 「水占い」 !!。
一風変わった占い方法が人気を呼び、結婚式の際に行なう人も少なくないそうです。


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やり方は、まず神社で200円で販売されている水占いの紙を購入します。
購入した時点では、何も書かれていないただの真っ白な紙ですが、境内の水に浸すと・・・なんと! 文字が浮き上がります。
文字が浮き上がる際のワクワク感が、この占いの魅力ですね。
水占を行う際には、社務所右手山側にある 「御神水」 と呼ばれる小さな池に浮かべるのが基本。
ウワサでは、恐ろしいくらいによく当たるとか・・・。


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気になるのは、やっぱり恋愛事なんでしょうかね!? *(^m^)*




さて、ここから先は、ちょっとだけ怖いお話・・・。

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「丑(うし)の刻参り」 をご存知でしょうか??
そう、神社の御神木に憎い相手に見立てた “藁(わら)人形” を長く太い釘で打ち込むという、日本に古来より伝わる呪術の一種であります。
典型では、嫉妬心にさいなむ女性が、白衣に扮し、灯したロウソクを突き立てた鉄輪を頭にかぶった姿でおこなうもの。
連夜この詣でをおこない、七日目で満願となるが、行為を他人に見られると効力は失せるそうな・・・。

そのゆかりの場所として有名なのが、なんとこの貴船神社なのであります。
えっ? 恋愛成就の神社なのに、なぜそんな怖いことに関係があるの?? と思いますが、元々は、ここ貴船神社の伝承で 「丑の年丑の月丑の日丑の刻 に貴船明神が貴船山に降臨したことから、丑の刻に参拝して願いごとをすると叶う」 というものなのだそう。
つまり、古くは悪い目的のためではなく祈願成就のために、丑の刻に神仏に参拝することを言っていたのですが、時代の移り変わりとともに、そこから呪詛場に転じたのだろうと考察されています。

“草木も眠る” と形容されるように、丑の刻は、深夜の午前1時から午前3時を指します。
現代のように明々と灯る電気などない時代ですから、その時間帯は、まさに漆黒の闇であったでしょう。
昼とは同じ場所でありながら、その様相の違いから常世へ繋がる時刻と考えられ、平安時代に呪術としての 「丑の刻参り」 がその時間に行われるようになったわけです。

「願いが叶う」 が元々なので、それを人間が 「良いこと」 に願うか(=祈り)、「悪いほう」 に願うか(=呪い) ・・・。
要は、正か負かというベクトルの違いだけ・・・。
“可愛さ余って憎さ百倍” なんて言うけれど、 “愛情” と “愛憎” は常に表裏一体であるわけです。
調子に乗っていい加減なお付き合いばかりしていると、ひょっとしたら足元をすくわれるかもしれないですね!? (≧△≦;) いやああ~、コワイコワイ…


つづく。
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by yosshy_z | 2016-05-29 22:38 | 京都ラプソディ