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そやねん 京都、行きましてん。 ~ 鞍馬寺 1 鞍馬天狗 ~

『鞍馬』 といえば、まずはやっぱりこれでしょう!!

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Sure! Of course!!
ブチ切れた時のウチのヨメ!!! (諸説あり)





・・・と まぁ、冗談(?)はさておき、
日本全国各地の霊山には決まって天狗の伝承があります。
京都の山に棲む天狗と言えば、やはり鞍馬山の天狗が最もポピュラーでしょうか。

平安時代から日本の歴史に登場する天狗ですが、それ以降、様々な天狗の姿が明らかになっていくことになります。
天狗は古くから 「山岳信仰」 とかかわりがあり修験者が守護神として祀っていましたが、中世以降、山伏の堕落もあり天狗を妖怪などの 「魔物」 とみなす風習も生まれるなど、時代ともに姿やイメージも変遷してきました。 
時代の移り変わりによってその姿や種類・性格などが変化していくところは、「鬼」 といっしょ。
例えば、中国の天狗は轟音を立てて空を流れる流星のようなものであり、そのかたちは犬のような動物の姿をしていたそうな。

平安時代以降に登場する日本の天狗は、まさに多種多様。
そんな日本の天狗にはどんなものがあるのか? そもそも色やカタチで何が違うのか??
見てみることにしましょう!! (^^)


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そもそも 「天狗 (てんぐ)」 とは?
日本の民間信仰において伝承される神や妖怪ともいわれる伝説上の生きもので、一般には修験者の様相。
その顔は赤く、鼻が高い。 翼があり空中を飛翔するとされる。
このうち鼻の高いものを 「鼻高天狗」 、鼻先が尖ったものは 「烏天狗」 あるいは 「木の葉天狗」 という。


「大天狗」 と 「小天狗」
共に種類豊富な天狗と鬼ですが、大きく異なる点は、天狗には “階級” があるということ。
天狗は、大きく 「大天狗」 と 「小天狗」 に分かれます。

「大天狗」 は、天狗の中でも最も強い神通力を持っているものであり、神もしくは神に近い存在として認識され、善悪を併せ持った畏敬の対象となっています。
その姿は身長が高く、長く高い鼻の赤ら顔であり、いわゆる 「鼻高天狗」 という人間に近い顔かたちをしています。
背中には翼があって空を飛翔し、手には大風を巻き起こす大きな 葉団扇 (はうちわ) を持ち、一本歯の高下駄をはいています。
優れた力を持った僧や修験者などが死後に大天狗になると言われ、怨霊で有名な 「崇徳上皇」 や修験者の元祖とされる 「役小角」 も大天狗になったと後世に伝わっています。
江戸時代になり、「四十八天狗」 という、48人の大天狗が密教系の 『天狗経』 という秘経に登場し、世の人々に知られるようになったそうな。

一方で、大天狗よりも位の低い天狗が 「小天狗」 。
人間に近い顔をした大天狗とは異なり、鳥の顔かたちをした 「烏天狗」 「木の葉天狗」 といわれるものがこれに当たります。
「烏天狗」 は、大天狗に比べて身長は低く、猛禽類の鳥のような顔で、嘴 (くちばし) があり背中には羽をはやして空を飛びます。
手には僧が山野を行くときに身を守るという 錫杖(しゃくじょう) を持ち、それを武器とします。
大天狗 (鼻高天狗) よりも、この烏天狗の方が天狗のイメージとしては古く、顔以外の姿かたち・服装は、山岳修験者や山の民がモデルとなって出来上がっていったようです。
「木の葉天狗」 は、江戸時代の文献に登場する天狗であり、一般的に烏天狗に近い姿かたちをしているとされていますが、文献によってはトビの翼を持った大きな鳥のような姿や、白狼 (はくろう) と呼ばれる老いたオオカミが天狗になったものなど、様々な姿で登場しています。


また天狗は、一説に仏法を守護する八部衆の一、「迦楼羅(カルラ)天」 が変化したものともいわれます。
カルラはインド神話に出てくる巨鳥で、金色の翼を持ち頭に如意宝珠を頂き、つねに火焔を吐き、龍を常食とするとされています。
漫才コンビ 「笑い飯」 の伝説のネタ 「鳥人」 がこれにあたりますね!! (^^;)


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鞍馬山の大天狗は全国の天狗の総元締め!!
神として信仰の対象となる程の大天狗には名が付いており、例えば、愛宕山の 「太郎坊」 、秋葉山の 「三尺坊」 、比良山の 「次郎坊」 の他 、比叡山の 「法性坊」 、英彦山の 「豊前坊」 、筑波山の 「法印坊」 、大山の 「伯耆坊」 、葛城山の 「高間坊」 、高雄山の 「内供坊」 、富士山の 「太郎坊」 、白峰山の 「相模坊」 などが知られています。
ここ鞍馬山の大天狗も 「僧正坊」 と呼ばれ、日本各地の天狗様の 「総元締め」 & 「総本山」 ともいえる場所として語り継がれています。
つまり、“最高位で最強の大天狗” というわけですね (^^)


つづく。
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by yosshy_z | 2016-05-09 21:52 | 京都ラプソディ